なぜ中学生は英語が苦手になるのか?

スマイルスタディ清瀬には、清瀬市の近隣中学校に通う生徒さんが多く在籍しています。清瀬中、清瀬第二中、清瀬第三中、清瀬第四中、清瀬第五中、埼玉県の新座六中などです。その生徒さんから共通した悩みを聞くようになりました。

「英語は嫌いではない。むしろ好きな方。でも、点が取れないんです…」

つまり、英語が苦手になる背景には、単なる好き嫌いや努力不足ではなく、“苦手になりやすい構造” がある可能性が高い。実際に、当塾に通う生徒さんたちから学校の英語授業について話を聞いていくと、いくつか共通する特徴が見えてきました。


学校英語は「方針としては良いが、つまずきやすい構造がある」

現在の中学校英語は、教科書本文(会話文・物語文)を読みながら学ぶ構成になっています。方針としては、「聞く・読む・話す・書く」をバランスよく扱う、非常に意欲的なものです。実際、学習指導要領でも5領域を総合的に育てる設計が示されています。ただ、現場では授業時間や進度の制約もあり、文法のルールが本文の中に埋もれやすいという課題もあるようです。

  • 「読む・聞く」に比べて「自分で書く」練習が不足しやすい
  • 不規則変化や語順など、反復が必要な部分が流れやすい

という課題が起こりやすいように感じます。

その結果、「なんとなく見たことはある」「定期テスト前には覚えた気がする」「でも、自分では使えない」という状態になりやすいのです。それでも、英語が得意な生徒は確かにいます。では、なぜ同じ学校の授業を受けていても、伸びる生徒と苦手になる生徒が分かれるのでしょうか。

私自身の現場感覚としては、学校授業の“抜けやすい部分”を、別ルートで補えているかどうかが大きいと感じています。

その「別ルート」は、多くの場合、

  • 塾で文法を整理している
  • 英検などで先取りしている
  • 家庭で単語や例文の復習がある
  • そもそも書いて覚える学習習慣がある

といった、学校外の学習に行き着くことが多いように思います。

率直に言えば、ここはかなりの部分で「塾に通っているかどうか」に帰結する面があると感じています。学校の授業だけで自然に伸びているというより、学校だけでは抜けやすい部分を、塾などの別ルートで補えている生徒が伸びやすいという見方の方が、実態に近いのではないかと思います。


英語が得意な生徒に共通する「書いて整理する習慣」

ここは、私が実際に授業をしていて強く感じる点です。英語が得意な生徒には、かなりの確率で「情報をしっかり書いてまとめる習慣」があります。

たとえば英語だけでなく、数学の授業でも、

  • 途中式を省略しすぎない
  • 条件をきちんと書く
  • 自分の考えをノート上で整理できる という特徴があります。

逆に、英語が苦手な生徒は、数学でも

  • 途中過程を書かない
  • 頭の中だけで処理しようとする
  • 「なんとなく」で進めてしまう という傾向が見られます。

このことから、私は英語の得意・苦手には、単に「英語力」だけでなく、“情報を言語化し、書いて整理する学習習慣”が深く関わっていると考えています。


「穴埋め」が目的化すると、英語の構造が見えなくなる

英語が得意な生徒は、単語や例文を自分で書きながら覚えていることが多い一方で、苦手な生徒は、学校ワークや問題集の穴埋めを埋めること自体が目的化してしまっていることがあります。もちろん、穴埋め練習にも意味はあります。ただ、それだけでは「なぜその形になるのか」「どんな場面で使うのか」「似た文法とどう違うのか」という「構造」が見えにくくなります。

その結果、定期テストの範囲内では対応できても、模試や実力テストのように広い範囲から出題されると、急に得点できなくなることがあります。英語は、「わかる」と「書ける」の間に大きな差がある教科です。だからこそ、ただ埋めるだけではなく、書いて、整理して、再現できる状態にすることが重要だと考えています。


当塾では、「文法」と「例文習得」をセットで重視しています

スマイルスタディ清瀬では、英語を立て直す際に、単に文法事項を説明するだけでは不十分だと考えています。

大切なのは、

  1. 文法のルールを整理して理解すること
  2. その文法が使われた例文を、自分で使える形で身につけること

この2つをセットで行うことです。

「文法を理解する」→「例文で使い方を身につける」→「自分で書けるようにする」

という流れを重視しています。

英語は、文法だけを知っていても伸びません。一方で、例文だけを丸暗記しても、応用が利きません。だからこそ、文法と例文の両輪が必要だと考えています。英語が苦手になるのは、お子さまの能力ややる気だけの問題ではありません。こうした構造の中で、学校外で補える生徒は伸びやすく、補えない生徒は「好きだけれど苦手」という状態になりやすいというのが、現場での実感です。必要なのは「もっと頑張りなさい」ではなく、どこでつまずいているかを見つけ、書いて整理し、例文まで含めて“使える形”で積み上げていくことだと考えています。スマイルスタディ清瀬では、一人ひとりのつまずきを丁寧に見極めながら、英語を「なんとなく苦手」から「やればできる」に変えていく指導を大切にしています。