スマイルスタディNEWS 12月号

当塾の生徒さんが、数学の課題レポートで「S評価」を取りました!

この生徒さんの中学校では、毎回のテスト後に課題レポート(数学)があります。授業・テストを経て「何を学んだか?」をレポートにまとめて提出するようです。そのレポートが下記です。

これこそまさに”数学的な探究”です。「納得できるような、できないような…」そんなモヤモヤがあったら、まずは自分で調べてみるというのが探究のスタート。すると、思いがけない発見があるものです。この生徒さんの素晴らしいところは「調べて終わり」ではなく、自分なりの問いを連鎖的につなげているという点。正しいかどうかではなく、『自分で調べて、自分が納得する』結論を出してみるということが大切だと思います。『(塾長である)私自身も勉強しなければ…』と少し反省してしまいました…。やったね!!

 

【課題レポートの文章一部抜粋】

やっぱり球体に書けば180°は超えそう。でも三角形の内角は180°。頭の中は「?」でいっぱいです。さあ Google先生に質問タイムです。1つ目「三角形の定義」Google先生の回答は、「三本のまっすぐな線(直線)でかこまれた形」や「3つの線からなる図形」ときました。1つ目には球体に書いた三角形は該当しない。2つ目なら3つの線からできているから当てはまる。よけいに分からなくなった。小学校では2つ目で習った気がする。わからなかったから、もう1度Google先生に質問した。「球体_三角形_内角」と検索したら東京大学玉原国際セミナーハウスのものが出てきた。そこには、きっぱりと「球面上の三角形の内の和は180°になってない。この三角形では270°である」と書いてあった。やっぱりちがったのか!!!もっとふかく調べていくと、「面幾何学」「球面三角法」「非ユークリッド幾何学」というものがでてきた。何かむずかしいものばかりだった。私には少しはやかったようだ。今回調らべて分かったことは、球体に書いた三角形は、内角の和が180°にならず180°をこえるということ。そして球面三角法には公式があるということだ。普通に2次元でかけば内角の和が180°になるが、3次元だと別だということにおどろいた。